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2021.10.9

第3回環境配慮型ワーケーション創出会議が開催されました

10月7日(木)、ウマバ・スクールコテージ(以下、ウマバSC)において、第3回環境配慮型ワーケーション創出会議が開催され、産官学が連携して取り組む実証実験事業「ウマバプロジェクト」のねらい、事業概要や進捗状況などが報告されました。

会議の冒頭、山根泰典様(徳島県危機管理環境部グリーン社会統括監兼副部長)、正木孝一様(徳島県関西本部長)、高井美穂様(三好市長)からご挨拶をいただいた後、本プロジェクトに関する報告がありました。

 

【事業報告の概要】

床桜英二氏(環境配慮型ワーケーション創出会議座長、徳島文理大学教授)

本事業のねらいは、地方への新たな人流の創出、脱炭素社会への貢献、災害時の電力確保など。実証実験では技術面と制度面からの検証、および脱炭素社会への貢献ついての検証を行う。スケジュールとして第1段階では、ウマバSC内の仮想環境内での実証実験、第2段階では、ウマバ地域でのマイクログリッドの実証実験を予定している。

 

丸浦世造氏(一般社団法人三好みらい創造推進協議会代表理事)

本事業の取り組みを通じて「関係人口の創出」、「活躍人材の確保」に繋げ、持続可能な地域づくりに貢献したい。また成果として、地域での暮らし(経済、防災など)のクオリティが向上することを期待している。今後も引き続き、本事業のような「この指とまれ」方式で魅力あるプロジェクトを創出し、活躍人材の地域への呼び込みに繋げていく。

 

川本大輔氏(ソニーコンピューターサイエンス研究所)

ウマバSCを仮想住宅(3軒)に見立て、太陽光発電、既存電力、EV(電気自動車)、蓄電池などと専用のAI(人工知能)からなるシステムを構築し、気象情報に基づく発電予測、各住宅での電力消費予測から、最も効率的・経済的な充電計画を自動で行えるようにする。また、各住宅間での電力のやり取りが自動で行える「おすそ分け」の実証にも取り組む。

 

水野浩司氏(河村電器産業)

本事業では、EV(電気自動車)を「移動する蓄電池」に見立てた実証実験を行う。災害時などで停電が発生した際に、太陽光発電に加えEVを電力供給源として役立てる。現状ではEVを所有する家庭が自宅の電力供給源に利用することは出来るが、本事業では複数のEVと複数の家庭(や地域)が連携して利用できる実証実験を行う予定。

 

 

(ご参考)環境配慮型ワーケーション創出会議について

参加企業 役割
徳島文理大学総合政策学部 座長、規制改革の検討
(一社)三好みらい創造推進協議会 環境配慮型ワーケーション拠点としての「ウマバ・スクールコテージ」の運営
丸浦工業(株) 「ウマバ・スクールコテージ」への太陽光発電設置
(株)ソニーコンピューターサイエンス研究所 電力融通ソフトウェアの提供、事務局総括
(株)村田製作所 電池システム、電力センサー類などの提供、EV充電機器の検討
ヘッドスプリング(株) EV充電器の電力変換部
河村電器産業(株) EV充電器のCHAdeMO対応/パッケージング
オブザーバー・メンバー 役割
四国電力(株)徳島支店総務部地域共生部 「池田電機ビル」の利用調整、太陽光発電の設置支援
四国旅客鉄道(株)四国家連携部 駅舎の利活用を含む二次交通の検討
徳島県危機管理環境部 脱炭素社会に係る施策連携
 政策創造部地方創生局 ワーケーションによる新たな人流創出に係る施策連携
 関西本部 大阪・関西万博を見据えた情報発信
三好市地方創生推進課 地元自治体としての施策検討